北京国子監・孔子廟古代建築群で7日、新中国成立以来、最大規模の改修工事が始まり、清朝のころの歴史的な姿がよみがえる。
北京市文物局の梅寧華局長によると、長い間別々に管理されてきた国子監と孔子廟をこれから一緒に見学者へ開放する予定という。また、建物自身の歴史的価値の研究と結び付けた古代教育博物館とする。工事期間中も見学者には平常通り開放する。
北京国子監は元代の大徳6年に建てられ、700年余りの歴史を有する。中国で完全に保存されている元・明・清代の最高学府であり、当時の国家管理教育の最高行政機関でもある。東側にある孔子廟はその一部で、皇帝によって国が孔子を祭る儀式を行った。国子監は「左廟右学」(南を向いて東に孔子廟、西に学問所)の建築様式を構成している。
「人民網日本語版」2005年4月10日