「北京晩報」の報道によると、草花を研究する中国の著名な学者、陳俊愉教授をはじめとする、中国科学院(科学アカデミー)、中国工程院(工学アカデミー)の院士(アカデミー会員)62人がこのほど、牡丹と梅を中国の国花に早期に決定するよう呼びかける文書に連名で署名した。今年行われたインターネットによるオンライン投票では、中国の国花にふさわしい花に「牡丹」を選んだ人は38%、「梅」は35%だった。
陳俊愉教授は今年、全国人民代表大会(全人代)と人民政治協商会議全国委員会(全国政協)の会議で、中国の国花を早期に決定することを提案し、「2008年までに決定する」との明確な返答を得た。
20日には、中国園芸学会が開催する全国国花評価・選定シンポジウムが開幕。学者や専門家など約50人が全国各地から出席し、牡丹と梅の特徴などについて話し合った。話し合いで意見の対立解消を図り、最終的な候補を選ぶ。
同シンポジウムの閉幕後、専門家が最終案を全人代常務委員会に提出する。
「人民網日本語版」2005年9月21日