中国の宇宙飛行士の費俊龍、聶海勝の両氏がきょう、有人宇宙船「神舟6号」に乗り込んで宇宙へと旅立った。両飛行士の出発に際し、欧州宇宙機関(EAS)のフランク・ディベナ飛行士(ベルギー籍)が電話で、中国にとって2回目となる有人宇宙飛行の成功、「同業者」である両氏の順調な宇宙飛行を祈るメッセージを送った。
ディベナ飛行士は、国際宇宙ステーション入りした4人目のEAS所属宇宙飛行士。ディベナ飛行士は中国の2回目の有人宇宙飛行について、「中国は2003年10月、最初の有人宇宙飛行に成功し、ロシア、米国に続いて3番目に有人宇宙飛行を実現した国となり、欧州人が達成していない快挙を独力で成し遂げた」と表明。また今回の2回目の有人宇宙飛行にあたっては、100項目を超える技術革新が行われていることに触れ、「これは中国の宇宙分野の急速な発展を示しており、中国の宇宙分野における実力を示している」と述べた。
さらに「有人宇宙飛行は、中国ひいては世界全体の発展にとって、きわめて重要であり、人類の科学技術の発展のために新天地を拓くものだ。このため、中国の有人宇宙飛行の成功は、中国の発展を促すだけでなく、人類全体にとっての大きな貢献でもある」と強調した。
ディベナ飛行士はまた「遠くない未来に、中国の同業者と協力する機会があるよう願っている。共に宇宙へ飛び立ち、地球人すべてに不思議な宇宙の姿を紹介したい」と語った。
「人民網日本語版」2005年10月12日