安徽省黄山市屯溪区の旧市街にこのほど、錠前を集めた展示館「黄山徽蘊鎖展館」がオープンした。オーナーは姜斌順さん(52)。展示館には、姜さんが十年以上かけて収集した、明・清の時代に作られた錠前300種あまり計600以上の部品が並ぶ。昔の錠前を収蔵、陳列する中国で初めての、個人が開設した展示館だ。近年、中国国内では古い錠前の収集がブームになりつつある。錠前の多彩なモチーフや、精密な構造が、コレクターを夢中にさせる理由だ。
写真(上):月に住む仙女「嫦娥(じょうが)」が彫られた錠前。清代に作られたもの
写真(中):明代に作られた、琵琶をモチーフにした錠前
写真(下):カメの形をした錠前
「人民網日本語版」2005年11月9日