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秋にお薦めのお茶(三)

メー瑰紅茶(めいくいこうちゃ)

"紅茶"は、酸化酵素の働きで完全発酵させたお茶です。なかでも、紅茶にハマナス(バラ科)の香りや花びらを加えたものは"メー瑰(めいくい)紅茶"と呼ばれ、〔美容と健康〕に良いお茶として親しまれている。

茘枝(れいし)の香りを付けた"茘枝紅茶"も良い香りで人気を集めている。

デザインの凝った茶壺(チャフー)と茶杯(チャペイ)で飲めば、より優雅なひとときが。温めた茶壺に、茶葉は1人分小さじ1杯(約3g)×人数分と、茶壺のための1杯を入れ、熱湯を注ぎ3、4分蒸らしてから、温めた茶杯に注ぐ。

 大紅袍(だいこうほう)

 "大紅袍"は、幻の中国高級茶です。〔胃腸病〕に効果があるお茶としても有名。

その薬効の強さは、「昔、胃腸病で苦しむ、皇后の病を治す薬草を探しに、武夷山に来た皇太子に、村人が岩壁に生える茶樹の効能を教えた」"大紅袍伝説"として残されている。

高級な中国茶だから、本格的に工夫(クンフー)茶器を使って楽しみたいもの。

茶壺(チャフー)、茶杯(チャペイ)は湯で温め、茶壺の湯を茶盤(チャパン)に捨て7分目まで茶葉を入れる。高い場所から、沸騰した湯を注ぎ、洗茶のつもりでサッと流し、再びあふれるまで湯を注いで、ふたをした茶壺に湯を回しながらかけ、1ー2分蒸らし、茶海(チャハイ)に最後の一滴まで茶を注ぎ切り、茶杯に注ぎ、茶たくに乗せてからいただくのがベストである。

 鉄羅漢(てつらかん)

福建省武夷山で栽培されている"鉄羅漢"は武夷四大銘茶のひとつである。やわらかい口当たりのいいお茶は、古木ならではの優しさを感じさせてくれる味わいがある。中国医学によれば、〔熱病〕に優れた効果があるとされ、体を芯から温めるのに役立つお茶である。

中国独自の工夫(クンフー)茶器がなくても、きゅうすで入れることができる。おいしく入れるコツは、使用する茶器はあらかじめあたためておくこと。きゅうすに、分量の茶葉を入れ、沸騰した湯をあふれるまで注ぎ、泡をきゅうすのフタですくい取る。フタをして、きゅうすの上から、湯をかけて3分程度保温しながら蒸らし、温めておいた茶碗に注ぎわける。

「CRI」より 2005年11月15日

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