陳凱歌(チェン・カイコー)監督の新作映画『無極』は、今年の12月15日、中国と韓国で上映されることになった。そして日本では、来春2月丸の内ルーブル他、全国松竹・東急系で公開予定である。
韓国の人気俳優チャン・ドンゴン、日本の真田広之、そして、世界的な映画の巨匠チェン・カイコー監督がタッグを組んだ国際的プロジェクト『無極(The Promise)』。『始皇帝暗殺』で歴史大作に取り組んで以来の歴史ものとなるこの映画に、陳凱歌監督は10年の準備期間をかけ3億元の巨額資金を手に挑んだ。
出演スタッフも豪華です。香港の若手人気スター張柏芝(セシリア・チョン)、『香港国際警察』でおなじみの謝霆鋒(ニコラス・ツェー)、『山の郵便配達』『小さな中国のお針子』などで日本でもおなじみの劉[火華](リウ・イエ)、日本の真田広之、そして韓国のチャン・ドンゴンである。
『無極』は、そのスケールと映像美で、すでに全世界のメディアの注目を浴びている。
ストーリー
「傾城」という名を持つ少女(セシリア・チャン)は、運命の女神・満神(陳紅)に出会う。傾城は女神の手で1人の貧しい少女から世界で一番美しい王妃に変身することができた。「傾城」、その名の通り、彼女の美貌で王や公爵を手玉に取り、その寵愛を一身に受けて、富と名声を思う存分に楽しんでいた。しかし、ただ一つ女神との約束があった。それは、時が逆戻りするか、転生(生まれ変り)にしない限り、運命に呪われ、永遠に真の愛を手に入れることができないということである。
そこに二人のおとこが現れる。大将軍・光明(真田広之)と奴隷として生きる昆侖(チャン・ドンゴン)である。
昆侖は、傾城を心より愛する。彼は、自分の命を犠牲にしてその呪いを解こうとした。彼の非凡な、光速に近いスピードを操って、とうとう傾城王妃が背負った運命の枷を打ち壊し、彼女をもとの少女に戻すことができた。しかし、真の愛を手に入れる道筋は決して、順風満帆ではなかった。傾城王妃、大将軍・光明そして奴隷・昆侖の間で、激しい愛の戦いが繰り広げられる。
「CRI」より 2005年12月2日