第二次世界大戦終了後、中国の東北地区に残留していた日本人居留民の引揚過程を再現した自伝小説『約束の夏』の中国語版の発刊式が、25日午後、北京市の中国人民対外友好協会で行われた。 『約束の夏』の作者・松江きみ江さんは3歳の時、両親と共に当時の偽満州国にわたり、8歳の時に、日本の敗戦に遭った。この本は、8歳の少女の目から書かれている。松江さんはこの本は、戦争の真相を若者に伝え、加害者としての日本の罪を詫び、そして、引揚る途中、助けてくれた中国人への感謝の気持ちを表すために書いたものだと述べ、この本の中国語版の出版により、中日の民間の相互理解を促進できることに期待を寄せていた。
「CRI」より 2006年12月26日