北京市でこのほど行われた全国電影(映画)作業会議で、国家広播電影電視総局(放送事業部門)が若手監督への援助計画を打ち出したことが明らかになった。初回の援助の対象に選ばれたのは、「可可西里(ココシリ・マウンテン・パトロール)」で第17回東京映画祭の審査員特別賞を受賞した陸川監督を含む16人。同局は、2007年の映画のスタイルは多様化するとみられ、低コストで作られるささやかなテーマの作品を援助し、発展させるとした。
同局の責任者によると、同計画は、潜在力と創作活力、実績のある45歳以下の監督に政府から資金が援助されるというもので、良好な芸術創作環境を提供し、良い作品を作り続けられよう奨励するというのが趣旨。
優れた新作脚本を書いた監督に50万元を映画化資金として援助するほか、シナリオの審査や映画配給もサポートする。若手監督への毎年の援助を保証するため、同計画を制度化し、改善を重ねていくという。来年は対象年齢制限が40歳以下に変更される。
「人民網日本語版」2007年1月18日