中国中央電視台(CCTV、中央テレビ)は29日午後に記者会見を開き、ドキュメンタリー番組「東方時空」で特別コーナー「白岩松(番組のキャスター)が日本を見る」を制作すると発表した。番組制作チームは今年3月上旬から日本へ赴き、15日間かけて日本の政治、経済、社会など各分野を全面的に取材するという。
同コーナー制作チームは日本滞在中に、政治、経済、文化界の著名人十数人を取材する予定。安倍晋三首相夫人、村山富市元首相、阿南惟茂前駐中国大使夫妻を始め、経済界からは奥田碩、松下正幸の両氏、文化界からは作家の渡辺淳一、村上龍の両氏、俳優の三浦友和氏、高倉健氏、木村拓哉氏、ミュージシャンの小室哲哉氏や谷村新司氏などが対象になるという。このほか、現代の日本人の生活を網羅した多くのコーナーを作る計画で、「異なる歴史観を持つ日本人」「日本のアニメの世界」「日本の相撲に迫る」「国民の防災意識」「新世代日本人の価値観」「日本の高齢化社会」「日本人の環境保護意識」などを通じて、中国国内の視聴者にできる限り多方面の、生の日本を紹介するものになる。
在中国日本大使館の井出敬二公使、日本放送協会(NHK)の原田誠中国総局長、中央電視台ニュースセンター評論部の梁建増主任が記者会見に出席しあいさつした。在中国日本大使館は日本の政府要人への取材に便宜を図り、NHKは技術とサービスを提供することで番組に協力するという。
「人民網日本語版」2007年1月31日