このほど、中国鉱業連合会と遼寧省鞍山市政府の共催による「中国の玉の里――岫岩」の命名儀式が北京の人民大会堂で催された。
国土資源部と中国鉱業連合会が行った「中国著名鉱業都市」選出イベントで、新疆のホータン(ホータン玉でよく知られる)、河南鎮平県(南陽玉で知られる)など10余の都市が「中国の玉の里」の候補に挙げられたが、遼寧省の岫岩が最終的に選出された。
岫岩満州族自治県は遼東半島にあり、遼寧省鞍山市に属する。中国鉱業連合会副会長の崔徳文氏によると、岫岩は中国最大の玉石の産地であり、埋蔵量が豊富で、玉石の質もよい。生産総量と売り上げは業界で80パーセントを占めている。河北省の満城漢墓から出土した2000年前の前漢の中山靖王と后(きさき)の「金縷玉衣」などは、専門家の鑑定によると、岫玉で製作されたものである。そして、岫岩の玉は中国唯一の五輪記念品に選ばれた地方の玉石である。
写真:瀋陽市遼寧友誼国賓劇場の前に据えられた重さの26.8トンもある岫岩の彩色玉石。史料によると、この玉は19億年前のもの。
「チャイナネット」2007年2月5日