中国の有人宇宙飛行船「神舟6号」の2人の宇宙飛行士、費俊竜さんと聶海勝さんの名を小惑星につけるという申請が許可された。これは、楊利偉飛行士の名をつけた「楊利偉星」や「神舟星」に引き続くもので、2人の名前は小惑星とともに宇宙を飛行し、全世界の人々の知るところとなる。中国科学院紫金山天文台が17日明らかにした。
同天文台の小惑星命名委員会の楊捷興秘書長は次のように述べた。
小惑星の名前は発見者が国際小惑星命名委員会に申請し授与されるもので、一般的には、「谷神星」、「中華星」など、神話に出てくる名前、人名、地名、団体名称などが多い。また、「56088」のように、登録番号がつけられる場合もある。
「神舟6号」は2005年10月12日に打ち上げが成功し、同17日無事帰還した。この打ち上げの前に、紫金山天文台は二つの小惑星を発見していたが、名前がつけられないままだった。この2つの小惑星の登録番号がそれぞれ「9517」、「9517」で、偶然なことに末尾の数字がそれぞれ「神舟六号」の打ち上げの日、帰還の日と一致した。
小惑星命名委員会の専門家によると、同天文台の発見した「9512」と「9517」の2小惑星をそれぞれ「費俊竜星」と「聶海勝星」と命名することが、このほど国際天文学連合(IAU)小惑星命名委員会の承認を得たという。
「人民網日本語版」2007年3月19日