北京市にある中国国家博物館は17日、東側部分の拡張建設工事をスタートした。建設プランによると、工事は2009年に完了し、新博物館は翌年上半期から利用を開始する。新博物館は周囲の建築物とともに天安門を中心とした首都中心文化地帯を形成し、建築面積では世界最大の博物館になる見込み。「北京晩報」が伝えた。
新博物館の敷地面積は7万平方メートルで、建築面積は現在の6.5万平方メートルから19.2万平方メートルに増える。建物は地下2階、地上4階、高さ40.3メートルで、人民大会堂にほぼ匹敵する高さ。南北の幅は313メートル、東西の幅は184メートル。
現在、同博物館の文化財収蔵点数は62万点。新博物館が完成すると、収蔵能力は100万~120万点に増える予定で、国家文物局は文化財約40万点を新たに調達し、同館に収蔵するとしている。
「人民網日本語版」2007年3月19日