アジア映画の振興を目的に創設された第1回「アジア・フィルム・アワード」の授賞式が20日夜、香港コンベンションセンターで行われた。最優秀監督賞には中国映画『三峡好人』の監督・賈樟柯氏が選ばれた。
また、韓国映画「グエムルー漢江(ハンガン)の怪物」が、最優秀作品賞や撮影賞、特殊効果賞という3つの賞を受賞し、主演の韓国人俳優ソン・ガンホ(宋康昊)氏が最優秀男優賞に選ばれた。最優秀女優賞を受賞したのは、日本映画『嫌われ松子の一生』の中谷美紀氏だった。
『三峡好人』は、巨大な国家プロジェクトとして有名な三峡ダムの建設で強制移住させられた住民が、水没した村に帰って家族の絆を取り戻そうとする姿を描いた作品である。
「中国国際放送局 日本語部」より 2007年3月23日