旧暦の2月15日は道家の祖・老子が誕生した日にあたる。国内外の道教界と研究者の代表約1千人が2日、老子の故郷・河南省鹿邑県に集まり、老子の生誕2578周年を祝った。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
「老子の故郷で道祖の生誕を祝う式典」は2日午前、鹿邑県にある道教の旧跡・太清宮で盛大に行われた。中国道教協会の任法融会長、黄信陽副会長らが道教の伝統に従って祭祀儀式を行った。開幕式にはさらにフランス道教協会や英国道教協会の幹部など国内外からの道教信徒や研究者が参加した。
▽老子
姓は李、名は耳。中国古代の哲学者、思想家であり、道家学派の祖。老子が書いた「道徳経」は中国古代の哲学と思想のさきがけとなった。老子の哲学・思想と自身が興した道家学派は、中国の2千年以上に渡る思想文化の発展に深い影響をもたらした。
「人民網日本語版」 2007年4月3日