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香港理工大学開発の探査機器、中ロ火星探査に参加へ

2009年の中ロ共同火星探査計画で、香港理工大学の科学者が開発した探査機器がロシアの宇宙船に搭載されて火星へ打ち上げられる見込みだ。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

香港理工大学の潘宗光学長は2日の記者会見で、2009年に中ロが共同で行う火星および火星の衛星フォボスの探査プロジェクトに同大学が参加することを表明した。

同プロジェクトは、宇宙船に搭載された着陸機で衛星フォボスへ着陸、中国が開発した探査・採取機器によりフォボスの土壌サンプルを採取するというもの。この探査・採取機器は「惑星表土準備システム」と呼ばれ、香港理工大学の学者、伍士銓氏と容啓亮氏が中心となって開発したものだ。

プロジェクトに参加する同大学学者によると、「惑星表土準備システム」はすでに初歩的に完成しており、2カ月後にはロシアへ送られる。同機器は2009年に火星に打ち上げられ、2012年に地球に帰還する予定。同機器は煙草の箱より1回り大きいサイズで、重さはわずか230グラム。成功すれば、世界最小、最軽量の探査機器となる。

「人民網日本語版」2007年4月4日

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