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中国の25民族が清明節を祝う

4月5日は中国の伝統的な節句「清明節」にあたる。清明節はおよそ周の時代から始まり、すでに2500年以上の歴史があるといわれる。全国各地の習慣に多少の違いはあるが、墓参りをしたり郊外にピクニックに出かけることは共通している。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

国家無形文化財保護作業専門家委員会の烏丙安副主任は「東洋人は西洋人と比べ、特に中国の漢民族は先祖への思いが非常に強い。これはおそらく農業文化に起源を発しているのだろう。農耕技術や家庭内の仕事などは世代伝承を重んずるのと関係があり、また儒家思想の考えとも関係がある。このため2千年以上にわたって、清明節に先祖をしのぶことは漢民族に伝承してきた独特の文化となった」と述べた。

烏副主任は「漢民族の文化の影響を受けて、満州族、トン族、苗族など24の少数民族にも清明節の慣わしがある。ある少数民族の清明節は漢民族よりも盛大で趣がある」と指摘する。

清明節は中国の重要な伝統的な節句の1つで、2006年に国家無形文化財リストに登録されている。

※トン族の「トン」は人べん+同

「人民網日本語版」2007年4月5日

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