作家・劉震雲が脚本を担当し、農民工(農村からの出稼ぎ労働者)の生活を描いたコメディー映画「我叫劉躍進」(訳:私は劉躍進です)と、若手監督・寧浩の2作目「瘋狂賽車」(「クレイジー・カート」)がこのほど中国電影集団公司の配給でクランクインした。同社が力を入れている「作家映画」制作企画がスタートした。
同社の韓三平・董事長(会長)によると、いわゆる「作家映画」とは、作家ら(一部の監督を含む)が日常生活から創作したオリジナル作品を脚本とする映画のこと。作家は社会生活に対して鋭い洞察力を持ち、庶民が関心をよせるホットな話題をとらえることができる。作家らの積極性を更に高めるため、同社は作家自身をプロデューサーにすることも考えており、多数の作家が同社と契約を結んでいるという。
「人民網日本語版」 2007年4月5日