北京市文物局は、調査員がこのほど北京北部の山地で北斉時代(550~577年)に建てられた万里の長城の一部を発見したことを発表した。これで北京にある北斉時代の長城の長さはこれまでの17.5キロメートルから23.5キロメートルに伸びた。
文物局は2006年から北京の長城について実地調査を行っている。今回発見された長城は昌平区内にあり、全長6キロメートル。年月が経っているため荒れた状態になっていた。今回発見された長城は、関係部門の記録に残っていなかった。
同局と国家測絵局が中心となる「長城資源調査」は今月から正式に実施されるという。調査は信頼性の高い測量・製図部門と共同で行われ、長城の実際の長さを重点的に測量、2008 年6月までに完了予定。
「人民網日本語版」2007年4月5日