北京のオークション会社・中国嘉徳国際拍売公司は16日、5月に開かれる春季オークションに「米国・ボストン美術館所蔵の中国清代初期の陶磁器」が出品されることを明らかにした。同社が海外の博物館からオークションを委託されるのは今回が初めて。ボストン美術館所蔵の陶磁器など美術品18点が出品される予定。
同社の責任者によると、ボストン美術館は、米国内でもその規模においてメトロポリタン美術館に引けを取らないという。その収蔵範囲は広く、多くの逸品があるが、中でも中国代々の陶磁器は、同館の重要所蔵品の1つ。同館は中国陶磁器の豊富さで、中国文物を所蔵する米国の7大所蔵館の中でも屈指となっている。ボストン美術館が海外のオークションに所蔵品を出品するのは、今回が初めて。
「人民網日本語版」2007年4月17日