1980年代に始まった中国の少数民族言語・文字の情報化作業は、約20年を経て大きな進展が見られた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
国家民族事務委員会によると、現在までにモンゴル語、チベット語、ウイグル語、カザフ語、キルギス語、朝鮮語、彝族語、タイ族語の文字コード、キーボード、活字母型などの国家基準が制定された。国際基準を持つ最新版では、基本多言語面(BMP:Unicodeおよび、ISO/IEC 10646で基本的な文字を集めて16ビットで表すことのできる文字集合)に上記の言語の文字コードが登録された。
現在、中国の少数民族言語で書かれたいくつかのソフトウェアがウィンドウズでも利用できるようになり、電子出版システム、OA機器などが開発され、各データベースが次々と発表されている。一部の少数民族言語の専門的なウェブサイトとホームページが完成し、発音、文字識別、自動翻訳システムなどの面で成果が見られた。
「人民網日本語版」2007年5月9日