中国が最初に丸ごと輸出した衛星「ナイジェリア通信衛星一号」は14日未明に西昌衛星打ち上げセンターで打ち上げに成功した。これは中国がはじめてロケット、衛星及び打ち上げ支援を一体化して、世界のユーザーのために商業衛星サービスを提供することとなった。
「ナイジェリア通信衛星1号」プロジェクトの実施は、ナイジェリアやその他のアフリカ国に巨大な経済的効果をもたらすに違いない、と専門家は見ている。「ナイジェリア通信衛星1号」の軌道上での引渡しが完了した後、ナイジェリアに通信運営面で15万以上の雇用機会を作り出すことが可能となる。また、この衛星の高効率のツーウエーブロードバンドは、毎年、ナイジェリアのブロードバンドユーザーのために9500万ドルを節約し、アフリカのユーザーのために電話中継料金とデータ交換費6.6億ドルを節約することも可能となっている。
同時に、「ナイジェリア通信衛星一号」は電子商取引、遠隔教育及び電子政務などの面で重要な役割を果たし、ナイジェリアの社会の進歩と経済の発展を促し、アフリカ大陸における衛星応用、地上通信及び電信ネットワークなどの面における進歩及び経済発展の牽引役となることを目指している。
「チャイナネット」2007年5月14日