17日、中国国際出版グループとアメリカ・イエール大学との協力による『世界の中国語』(英語名はI Speak Chinese)出版プロジェクトの調印式が釣魚台国賓館で行われた。
あいさつする国務院新聞弁公室副主任、中国国際出版グループの蔡名照総裁
国務院新聞弁公室副主任、中国国際出版グループの蔡名照総裁とイエール大学のレビン学長が覚書きに調印し、それぞれあいさつの中で、双方の協力の見通しとプロジェクトがスムーズにすすめられることを祈り、心から期待を示した。アメリカの大学秘書補佐の王芳女史、イエール大学北京駐在法律顧問のスティーフ・ロビンソン氏、国家新聞出版総署の李東東副署長、中国国際グループの周明偉常務副総裁、国家中国語国際普及弁公室の馬箭飛副主任、国務院新聞弁公室第三局の呉偉副局長、北京大学中国語学部教授、世界中国語教学学会の陸倹明会長および教育部のトップ、発展改革委員会、財政部と共青団中央の関係者が調印式に出席した。
あいさつする国家新聞出版総署の李東東副署長
調印式の司会者――中国国際出版グループの黄友義副総裁
中国の総合的国力の増強につれて、世界では中国語ブームが起こっている。『世界の中国語』という中国語の教材は、主に中国語を勉強している海外の中学生、高校生と大学生を対象とし、中国に滞在するかあるいは中国と業務上の往来があり、中国語を勉強する必要のある各業界の人々をも含まれている。この教材の中国語版と英語版が最初に出版されることになっている。これは国内で初めて外国の大学と共同で編集し、出版する中国語教学類のマルチメディア出版物である。今後二年間に、双方は、テキスト、電子出版物を含むセットとなったものを次々と出版し、同時にインタラクティブ(双方向)な中国語ネット教材を開発し、それぞれ異なった人たちのニーズにこたえることにしている。
イエール大学は、アメリカの著名な大学であり、言語類教材の出版の面でよく知られている。中国国際出版グループは、中国最大の対外出版専門機構であり、チャイナネット、中国国際図書貿易総公司および華語教学出版社、外文出版社をはじめとする多くの出版社、雑誌社を傘下に擁し、ユニークな多言語リソースを保存し、電子出版の強みと豊富な海外出版のノウハウをもつ。昨年、このグループの版権輸出総量は全国各出版グループの間でトップを占めることになった。近年、このグループが現地での出版、対外交流と協力など諸方面ですばらしい実績を示し、内外出版業界の間で注目を浴びている。
『世界の中国語』プロジェクトは双方の再度の協力の成果である。十年ほど前、双方は、「中国文化と文明」シリーズを共同出版し、これまでに『中国の古代彫塑』『中国絵画三千年』『中国古代建築物』『中国文明の形成』『中国古典哲学概念範疇についての概論』『中論』など12の図書を出版し、その中には、中米両国で出版グランプリを獲得したものもかなりある。昨年4月、胡錦涛主席のアメリカ訪問の際、この双書を国レベルの贈り物としてイエール大学に寄贈した。『中国の古代彫塑』は大英博物館の蔵書となり、最近、アメリカ大学出版協会に2006最優秀図書として認められた。
伝えられるところによると、双方の今回の協力の目標は、世界的範囲で中国語学習の統一のブランドを創出することにある。
「チャイナネット」2007年5月18日