広西考古研究所と平楽県文化財管理所の連合考古チームは、桂江畔で発見された平楽新石器遺跡の第1回発掘作業を3月末から進めており、これまでに石器300個以上と大量の陶器片が出土した。平楽県文化財管理所のエン成林・所長によると、石斧、石環、石璧、石鑿、石餅などの石器が出土したという。陶器の多くには模様が刻まれているが、長い時間が経過しているため、模様のほとんどははっきりと確認できない。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
考古学専門家は、今回出土した石器の一部は非常にユニークで、桂林で未発見だった種類のものもあると指摘している。平楽県でこれまでに出土した最古の遺跡は春秋・戦国時代(B.C770~B.C221)のものだが、今回新しく出土した石器道具類から判断すると、桂江文化時代は少なくとも紀元前5000年頃の新石器時期のものと推定できる。
「人民網日本語版」2007年5月21日