現在開発中の中国初の火星探査機は09年に打ち上げられる予定だ。上海宇宙技術展で21日、火星探査機の開発を担当する上海航天局が発表した。
火星探査は中国にとって、有人宇宙飛行、月探査に続く重要な宇宙探査プロジェクト。第1号火星探査機は、3段階計画「周回、着陸、帰還」のうち、最初の「周回」を実現する重要な部分だ。
計画では09年に探査機を打ち上げ、10年に火星軌道に到達し、近火点800キロ、遠火点8万キロ、軌道傾角±5度の楕円軌道上から火星環境を観測する。
21日の上海宇宙技術展では、探査機の実物大模型が初めて展示された。完成機は重さ110キロ、設計寿命2年。火星探査は中国にとって初めての、地球以外の惑星環境への探査活動となる。中国とロシアは今年3月、火星共同探査に関する協定を結んだ。
「人民網日本語版」2007年5月22日