日本の仏教学者の池田和夫氏はこのほど、西晋の頃の玉の仏像の頭部を揚州の名刹・大明寺に寄贈した。大明寺では、これを迎えるため、盛大な式典が行われた。
この仏像の頭部は、池田氏が1973年に2億円で購入したものであり、鑑定により、これは1700年余り前の中国西晋の永康の頃のものであることがわかった。業界筋は、現在の芸術品市場の相場から見れば、この仏像の頭部のオークション価格は3億5000万元ないし4億元であると見ている。
これは、大明寺棲霊塔の二階に祭られることになっている。同階には、1250年前に鑑真が日本へ渡った際に携えていたお釈迦さまの舎利3片も祭られている。
「チャイナネット」2007年5月28日