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中国の世界遺産33カ所に、パンダ生息地など指定

国連教育科学文化機関(ユネスコ)は、中国のジャイアントパンダ生息地(四川省)と商王朝の都の遺跡「殷墟」(河南省安陽市)を世界遺産に指定した。ユネスコ世界遺産委員会のフランチェスコ・バンダリン事務局長(世界遺産センター長)による証書授与式が25日、北京で開かれた。2カ所は2006年7月のユネスコ第30回世界遺産委員会会議で指定が決まっていた。

ジャイアントパンダ生息地は、青蔵高原と成都平原の間にあるキョウライ山脈に位置し、成都、雅安、甘孜、阿ハの4市管内12県市に及ぶ総面積92万4500ヘクタール。殷墟は、甲骨文や発掘の結果から商の都だったことが判明した遺跡。

ユネスコ関係者によると、これで中国の世界遺産は33カ所となり、世界3位となった。内訳は、世界文化遺産が23カ所、世界自然遺産が5カ所、文化的景観遺産が1カ所、文化遺産と自然遺産に双方に指定されている複合遺産が4カ所。

※キョウライ山脈のキョウは左が「工」につくりがおおざと、ライは山偏に「夾」。阿ハのハは土偏に「覇」のつくり

「人民網日本語版」2007年5月29日

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