円明園は6月8日で建園300周年を迎えた。この日の夜には、散り散りになっていた文物を回収しようという「流散文物回帰活動」の初イベントが行われ、100年近くにわたって民間に散らばっていた文物12点が円明園へ戻ってきた。これら石彫刻12点は初めて寄贈という形式で戻ったもので、園内の「大水法」の柵の両側に安置されている。円明園管理処の宗天亮さんは、「これらの文物はすべて北京で集まったもので、長年にわたって機関や民家に置かれていた」と説明した。中でも漢白玉製の「翻尾石魚」と呼ばれる魚をかたどった彫刻一対は、市内西単二条の四合院で半世紀以上を過ごした。完全な形で保存されており、石魚の全長は125センチ、高さ58センチで、鱗、目、ひれなどの精緻なつくりは非常にすばらしい。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。(編集ID)