中国国家文物局、中国社会科学院と陝西・内蒙古など7省・自治区の政府担当者および学者が17日にウルムチで「シルクロード多国籍連合世界遺産申請」の準備リスト、タイムテーブル、ロードマップなどの具体的事項に関する協議を行った。

  「シルクロード多国籍連合世界遺産申請トルファン初期行動計画」が昨年8月、新疆吐魯番（トルファン）で採択された。同計画では、シルクロードの定義および定性、世界遺産の登録基準、効果的な国際協力体制の構築、専門コンサルティング機関の設立、資金調達、段階別実施計画など各分野での行動目標が確立された。中国国家文物局文物保護司遺産処の陸瓊・処長によると、中央アジア5カ国がすでに、54カ所のシルクロード世界遺産申請準備リストを提出済みという。今回の会議では、中国側の準備リストが確定され、同時に国内の世界遺産申請作業タイムテーブルも策定される見通し。

  「人民網日本語版」2007年6月19日