紙で彫刻された中国宋代の名作・「清明上河図」がこのほど、上海で行われている民族民俗民間文化博覧会に出展され、見学者たちの注目を浴びることになった。
この作品は長さ32.76メートルで、人物3003人、舟32隻、橋13本、家畜274頭が表現されている。細かいところまでキメ細かに制作され、その精緻さは驚嘆に値すると見られている。その制作者である常徳紙彫刻芸術研究センターの責任者によると、この作品は、「清明上河図」の原作より3倍も大きく、研究センターのすべての職人が一年半かけて作り上げたものである。作り方には、子供たちの折り紙の手法を取り入れ、子供ぽっさがあるとともに、往時の人々の生活を再現しようとする意気込みが読み取られる。
「チャイナネット」2007年6月20日