衛生部の王国強副部長(国家漢方薬管理局局長)はこのほど長沙市で、中国は現在すでに漢方薬でエイズを治療する場合の評価基準の制定に取り掛かっていることを明らかにした。 現在、エイズの臨床治療においては、漢方医学にも西洋医学にも統一した治療効果の基準がない。西洋医学では一般にウィルスの存在量で、治療に効果があるかどうかの判断指標にしている。漢方医学では患者の免疫機能を高め、症状を軽減し、生存の質を高めるという面での治療効果を見る。 2004年に漢方薬によるエイズ治療のテスト拠点プロジェクトが立ち上げられてから、すでに国家財政より前後して9000万元あまりが投じられており、6000人近くのエイズ患者に無料で治療が行われている。現在、テスト拠点となっている省市区は、最初の5つから15へと拡大されている。 「人民網日本語版」2007年6月20日