中国は第11次五カ年計画(2006~2010年)期間中、またも風雲シリーズの気象衛星3基を打ち上げ、衛星による気象観測能力および地球環境の観測能力を高める狙いだ。新華社のウェブサイト「新華網」が、国防科学技術工業委員会の副主任を務める国家航天局の孫来燕局長が、27日行われた「風雲2号D」衛星の軌道投入式で明らかにしたとして伝えた。
計画によると、同期間中に打ち上げを予定するのは「風雲2号E」衛星1基と「風雲3号」の極軌道気象衛星(太陽同期衛星)2基。気象・地球環境の観測能力を高めるとともに、後続の極軌道気象衛星や静止気象衛星のプロジェクトおよび研究開発作業を始動させることを目指す。
中国気象局の鄭国光局長の説明によると、風雲シリーズ衛星は世界気象機関(WMO)に地球規模での業務を行う応用衛星と認められ、世界の総合的地球観測システムにおいて重要な役割を担っている。
「人民網日本語版」2007年6月28日