中国の考古学者はこのほど、高さ50メートルの秦始皇帝陵の盛り土の下に、30メートルの高さを持つ建築物が埋まっているのを発見した。「荊楚網」が伝えた。
考古学者として長く始皇帝陵を研究している陜西省考古研究院の段清波研究員によると、この建築物は陵墓の地下宮殿の上、盛り土の中にあり、墓穴を囲むような形で分布している。高さは当時の地表から計算して約30メートルに及ぶ大きなもの。厚さ6~8センチに固められた土台もある。
地下深くに埋まっているため、ハイテクを利用しなければ見ることはできない。段研究員によると、盛り土の中に高い建築物がある形式の墓が発見されたのは、中国で初めて。
「人民網日本語版」2007年7月3日