中国国際広播電台(国際放送局、CRI)の研修センターの張建濤・主任はこのほど、海外で中国語教師が不足している現状を受け、同局は38の言語を使う強みを生かし、「広播孔子学院」を設立すると発表した。9月から全世界で中国語を教える予定で、教材などはすでに準備が整っているという。現在は教師の募集を始めており、採用されれば教員ボランティアとして、小中学校や民間機関で働きながら、放送の編成や中国語普及にも同時に携わることとなる。ボランティアは全経費を国が負担し、1年~3年間程度海外に赴任、その期間は生活費として月間400~1千ドルが支給される。現状で最も教師不足が深刻なのは、スペイン、南米、中東、タイなど。
「人民網日本語版」2007年7月15日