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長距離旅行での座りっぱなしに血栓症のリスク
  世界保健機関(WHO)がこのほど発表した研究結果によると、長距離旅行などで座りきりの状態で4時間以上立つと、静脈血栓症を引き起こす危険性が通常の倍以上に高まることが明らかになった。

  旅行と血栓症のリスクについて行われたこの研究によると、飛行機や電車、長距離バス、自家用車のいずれによる旅行でも、じっと座ったまま動かない状態が4時間以上になると静脈血栓症のリスクが高まるという。旅行途中でよく見られる静脈血栓症には2種類ある。一つはすね部分の血栓で、痛みや筋のひきつれ、腫れといった症状が起こるが治療が可能だ。もう一つはすねの血栓が移転して肺に血栓を生じるもので、胸部の痛みや呼吸困難を起こす。

  研究によると、短期間に何度も飛行機に乗って旅行すると、4時間以下の短距離旅行でも静脈血栓症を起こす危険性が増加する。飛行機に一度乗ると、静脈血栓症を起こす危険性は4週間経たないと消えないためだ。

  WHOでは、旅行の際には体を締め付ける洋服は避け、またすねの筋肉をよくほぐして血液の循環を促すよう呼びかけている。

  「人民網日本語版」2007年7月16日
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