中国で初めて自力開発に成功したガソリン直噴エンジン「JB8」がこのほど、長春一汽集団技術センターで車両への搭載を開始した。このことは中国の乗用車用ガソリンエンジン技術が、世界の先端レベルに肩を並べたことを示す。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
JB8は、一汽集団が第11次五カ年計画(2006~2010年)期間に、国のハイテク計画「863計画」の枠組内で進めている「乗用車直噴ガソリンエンジン開発プロジェクト」の成果だ。一汽集団技術センターの李駿主任は「このエンジンには現在の世界のガソリンエンジンの先端技術が集められている。ガソリンの直接噴射、4気筒、アルミ構造の軽量化設計などだ。今後の一汽集団のガソリンエンジン業務におけるガソリン直噴エンジン開発にとっての基礎固めになった」と話す。
一汽集団はJB8シリーズエンジンの開発成功を土台として、現在ハイエンド乗用車用エンジンの開発を進めている。排気量は1.8リットル~6リットルで、中・高級乗用車のニーズに対応するものとなる。
「人民網日本語版」2007年7月17日