あらゆる病気が必ずしもすべて身体に有害だとは限らないことが、医学の研究で明らかにされた。以下に紹介する症状は、人間の身体の健康に役に立っているとされる。中国新聞社のウェブサイト「中国新聞網」が伝えた。
3.鼻血:
鼻血が出ることは、人体の自主的な「のぼせさまし」の一種とみなされる。水分の摂取が減少したり、辛い食べ物を多くとる、また乾燥した環境にあるとき、人体は通常自動的に薄い鼻粘膜から、体内の毒素を排出する。ゆえに、鼻血が出るの時もそれほど心配する必要はなく、短時間で自然に止まってしまう。しかし、一定の時間が経ても鼻血が収まらないときは、早急に検査をする必要がある。
4.下痢:
下痢が起こったとき、決して治療しようと焦ってはならない。たとえば、下痢止めの薬や炎症止めの薬を服用する、下痢の痛み止めや下痢による腹痛を和らげる薬を飲む、ひどいときは薬を飲むが、下痢が止まればすぐ薬もやめるなどの行為はよくない。下痢になったら、状況によって、しかるべき対応方法を取る必要がある。たとえば、熱いお湯を飲み、腸道からできるだけ早く毒素を排出するようにする。激しい下痢で腹痛、発熱などの症状を伴う場合は、すぐに医師に診せる必要がある。
5.嘔吐
嘔吐も人体の有害物を排出するためで、それにより吸収を少なくすることが人体の一種の防御反応である。このとき、薬で吐くことを止めると、有害物質が体内に留まり、健康を害する。単純な嘔吐の場合は、適当な量の水分を補給する必要があり、水と電解質(酸、アルカリ、塩分)などのアンバランスを避けなければならない。胃腸に不快感がある場合は、水分を補うとともに胃と腹部をゆっくりと擦るとよい。
「人民網日本語版」2007年7月18日