米は中国人にとって最も伝統的な主食だ。あるいは伝統的だからこそ、夜食に米を取る人はあまりいないように思われる。しかし、実は米は夜食に最も適した食品かもしれない。最近の研究の結果、米には「催眠」作用があることがわかり、この結果を多くの栄養学者が支持している。「生命時報」が伝えた。 オーストラリア・シドニー大学の研究チームが、男性のグループに対して行った実験の結果、寝る4時間前にお米を食べた被験者は、平均9分で眠りにつき、寝る1時間前に食べた被験者は、平均15分で眠りについた。研究者によれば、米には、トリプトファンとセロトニンという睡眠を促進する2つの物質の放出を大脳に促す作用があるため、安眠を助けるのだという。この結果は最近、米国の雑誌「Journalof Clinical Nutrition」において発表された。米のほかには、パン、アワ粥などにも同様の効果があるという。(編集YT) 「人民網日本語版」2007年7月18日