中国インターネット情報センター(CNNIC)は18日、第20次中国インターネット発展状況統計報告を発表した。
▽インターネット新聞が利用率でトップ▽
同報告によると、中国では全世帯のうち13%がインターネットに接続し、ネット利用者の73%が家でネットを利用している。次に多いのはインターネットカフェでの利用で、初めて職場での利用を抜いた。
インターネット利用時間は1週間当たり18.6時間に上り、他国に比べて時間が長く、しかも年々増加する傾向にある。
インターネット新聞の利用率は77.3%で、各種用途のトップに立った。2位は検索エンジンの74.8%、3位はインスタントメッセージングの69.8%だった。
インターネットの三大娯楽――音楽、映画、ゲームも利用率が高い。ネット利用者の3分の2が音楽の視聴やダウンロードを利用し、約半数がオンラインゲームを体験している。
これに比べて、中国のネット利用者は生活補助手段としてのインターネットにはまだ慣れていない。ネットで仕事を探したことのある人はわずか15%、ネットショッピング利用者は25.5%、旅行のオンライン予約をする人はこれもわずか3.9%、ネットで株取引やオンライン銀行の利用を行う人は約20%に過ぎない。
同時に、ネット利用者のインターネットへの信頼度は低く、「信頼している」とする人の割合は3分の1に過ぎない。学歴が高いほど信頼度が低くなる。
「人民網日本語版」2007年7月19日