甘いものが好きな人は、虫歯や肥満、糖尿病だけでなくガンにもなりやすい。日本大学の田村豊幸名誉教授(臨床薬理学)は、糖分の高い食べ物を好んでよく食べる人は、免疫機能が減退し、ガンにかかる確率が普通の人の4~5倍になることを発見した。このため日本の厚生労働省はすでに、一日当たり砂糖摂取量を20グラムまでとするよう提起している。「健康時報」が伝えた。
解放軍二炮総医院急診科の彭石林主任も、この研究結果に賛同する。糖類はすべてカルシウムを含む酸性の食品であり、過剰に摂取すれば体内のカルシウムと衝突して、体を中性または弱酸性に変え、これに伴って免疫力が低下し、さまざまなガン因子に「付け入るスキ」を与えることになる。長期にわたり糖分の高い食物を摂取すると腫瘍ができやすくなる。
彭主任は菓子類やスナック類が好きな人は、一日当たりの糖分摂取量を30~40グラム以下に抑えるべきだと提起する。だが普段食べている甘いもの、たとえばジャムは1さじで約15グラムの糖分を含み、チョコレートは3かけらで約9グラム、カップアイスは1つで約10グラム、ビスケットは数枚で約10グラムの糖分を含んでいるため、気をつけないと30~40グラムはすぐに超えてしまう。よって甘いものの摂取を控える必要がある。普段の食事には穀類、豆類、サツマイモを主食にし、新鮮な野菜と果物をたくさん食べるのがよい。特に緑の濃い葉物野菜とニンジン、トマトなどがよい。
「人民網日本語版」2007年7月20日