米国でこのほど、ヨーグルトに含まれるチロジンにストレス緩和作用があり、緊張や焦慮による疲労に効果があるとの研究が発表された。「39健康網」が伝えた。
大脳の生理機能や知能水準は、神経伝達物質の変化と密接な関係にある。チロジンは重要な神経伝達物質の1つで、大脳の機能を保つための物質的基盤。チロジンの体内濃度が低下すると、神経伝達が抑制され、眠気、注意力欠如、落ち込む、気が散るなどの症状を引き起こす。このほか、鋭敏な思考、記憶力、明晰さの維持にも、チロジンは決定的な役割を果たす。
牛乳そのものも栄養が豊富で、カゼインやアルブミンなど人体に必須のアミノ酸8種が含まれる。乳酸発酵させると牛乳のタンパク質、ペプタイド、アミノ酸の粒子は微少になり、遊離チロジン量が大幅に増加、さらに吸収しやすくなる。このため、昼食後にヨーグルトを1杯食べると、午後を通して心に活力が溢れ、コーヒーなどの刺激性飲料を飲む必要はまったくなくなるという。
「人民網日本語版」2007年7月20日