国家文物局文物保護司の顧玉才司長はこのほど、中国の内海、内陸部の河川や湖の水中にある文化財について第三次全国文化財調査の特別項目として全国で全面的な調査に取り掛かったことを明らかにした。

  これは、このほど青島で開かれた2007年全国文物局長座談会で明らかにされたもので、現在、広東、海南、福建、浙江、山東、遼寧など多くの省で沿海の水中にある文化財の調査作業がすでに展開されている。同時に、大運河保護プロジェクトの展開及び「南水北調」（南部の水を北部に引く）プロジェクトの実施に伴い、沿岸のいくつかの省でも、内陸にある河川の水中にある文化財の調査が始まっている。

  中国には、1万8千キロあまりの海岸線、12万3千キロの河川航行距離、及び2万か所あまりの天然の湖沼があり、歴史上、多くの水中文化遺産が残っている。 

  「人民網日本語版」2007年７月24日