歯の健康を保つにはやはり、朝晩の歯磨きが一番大切だと思われている。専門家は歯磨きのほかに歯の定期検診が重要だとした。しかし、実際にはほとんどの人がおろそかにしているのが現状だ。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
ハルビン医科大学付属第四病院口腔医療保健センター主任・博士課程指導担当の畢良佳教授は、現在、口腔の健康状態は決して楽観できない、口腔疾病の発病率は腫瘍、心脳血管疾患に次いで第三位となっていると指摘した。関係部門が最近実施した調査結果によると、中国で、乳歯の虫歯の発生率は76%で、成人で歯周に何らかの問題がある人は97%にもおよび、口腔の定期検診を行っていた人は全体のわずか2%だった。
畢良佳教授は、こういった状況は主に歯の定期検診がないがしろにされていることに原因があるとした。歯ぐきから出血したり不快感を感じた時、それほど気にされることはない、しかし、これがまさしく歯周病の初期症状だという。歯周病と全身各部の疾病とは密接な関係があり、予防しないと全身のほかの部分にも様々な悪影響がでる可能性がある。
歯の健康を重視し、できるだけ毎年一回、大きな病院で歯の検査を行い、早めに歯ぐきの炎症を抑え、口内を清潔にする必要があると、専門家は注意を呼びかけた。
「人民網日本語版」2007年7月25日