旧暦の「大暑」(今年は7月23日)の到来にともない、全国の大部分は1年で最も暑い時期に入っている。専門家は暑さ対策に注意するよう呼びかけている。「新華網」が伝えた。
専門家によると、人体の生理と情緒は自然の気候の変化にともなって微妙に変化する。人の神経細胞は夏の気温や気圧、湿度、気流などの変化に敏感で、高温の気候は神経の活動やホルモンの分泌に影響を与えて、熱中症に似た多くの症状をもたらすことがある。灼熱の高温は人を怒りやすくさせ、思考の乱れや元気を失わせ、食欲不振やあせりといった異常な行為を生じる。
こうした状況は人の心身の健康を大きく損ない、特に高齢者や体の弱い人は心筋の血行不良や不整脈、血圧の上昇などを起こして、ひどい時には突然死にいたることもあると専門家は述べている。心を穏やかに保ち、規則的な生活を心がけ、十分な睡眠をとり、昼寝は30分から1時間ぐらいが適切だ。食事はさっぱりとしたものにすると、暑さをとり元気をつけることができる。
さっぱりした食物には緑豆や百合、キュウリ、もやし、鴨肉などがある。暑さをとり元気をつける食物にはシイタケやノリ、スイカ、トマトなどがある。
「人民網日本語版」2007年7月26日