運輸監視指揮システム衛星の「北斗」がこのほど、専門家の審査を通過した。同衛星は、危険化学品を安全に輸送できるよう誘導する衛星測位システムで、中国が自主開発したもの。この「北斗」の審査通過により、同システムは広く市場で使われるようになっており、一般市民の生活に入っている。「科技日報」が伝えた。
「北斗」衛星の危険化学品安全輸送システムは、運輸車両の24時間情報収集と伝送だけでなく、車両間、車両と監視センター間の情報伝達と自動警報が可能になる。さらに、収集された車両、輸送品、運転手の状態のデータおよび車両走行位置の天候、道路状況を対比分析することで、車両走行過程をリアルタイムで監視、関与、コントロールすることが可能になる。
「人民網日本語版」2007年8月1日