カフェインは、骨粗鬆症（こつそしょうしょう）を引き起こす危険因子のひとつだと見なされてきた。過去の報告によると、カフェインは尿中のカルシウムの排泄を促進する可能性が高い。これに対し、別の関連資料では、20～50歳の女性によるカフェイン適量摂取（一日摂取量400ミリグラム以内）と骨成分の流失や骨折との間には関連性はないという。台湾誌「康健」が伝えた。

しかし、50歳以上の女性は、コーヒーの飲みすぎには注意が必要だ。研究報告があるうちの半数以上は、50歳以上の女性のカフェイン摂取量と骨密度との間には関係があるとしている。

1日何杯以上のコーヒーで、女性の骨粗鬆症が誘発されるのだろうか？最近行われた50～84歳の女性3170人を対象とした調査研究では、毎日2単位以上のカフェイン飲料（1単位＝コーヒー1杯またはお茶2杯）を摂取した場合、臀部骨折の危険性は69％増加すると指摘されている。このことから、50歳以上の女性はカフェイン摂取をできるだけ減らすほうが良い。どうしてもコーヒーを飲みたければ、1日2杯までに留めるべきだ。

「人民網日本語版」2007年8月6日