情報通信産業で話題の第3世代移動通信(3G)は、2008年北京五輪の科学技術分野での焦点でもある。国は五輪開催までに、北京の第五環状道路・五環路内のエリアで3Gネットワークを完備させる方針だ。科学技術部発展計画司の秦勇副司長が7日明らかにした。
科学技術部は発展改革委員会、情報産業部と共同実施したプロジェクト「中国第3世代移動通信」で、中国が独自に知的財産権を有する移動通信規格「TD-SCDMA」を打ち出し、重要技術開発、基準制定、携帯端末・ネットワーク設備の製造、商業運営などが一体となった整った技術チェーンおよび産業チェーンを形成した。
五輪開催期間中、3Gネットワークは一般市民に利用されるだけでなく、現場調整やセキュリティの映像モニタリングシステム、および映像による裁判補助などに利用される予定。
「人民網日本語版」2007年8月8日