中国の民俗研究家たちはこのほど、中華民族の伝統文化をよみがえらせるため、「七夕祭り」を中国の「バレンタインデー」にするよう提案した。
「七夕祭り」は愛にまつわる伝説である。天帝の娘で織女と呼ばれる美しい織姫が人間の牛飼いの青年と恋愛し、結婚したが、離れ離れにさせられた。二人は星座となり、天の川を隔てて、毎年の旧暦7月7日だけ会えるのである。
中国では、昔からこの日を祝って、いろいろな儀式が行なわれており、民間では、この日に恋人とともに、彦座と織姫座の前で願いを伝える風習がある。
「七夕祭り」を中国の「バレンタインデー」にするという提案について、中国の専門家は「別に、西洋のバレンタインデーと競争するわけではなく、この伝統的な祝祭日を復活させることによって、中華民族の文化を守れる」と説明している。
「中国国際放送局 日本語部」より2007年8月14日