フランスの国家統計・経済研究所がこのほど発表した研究で、一般的に既婚者は独身者と比べて長生きすることが報告された。統計では、年齢が40~50歳の同一階層の人の中で、独身者が直面する死に至るリスクは配偶者がある人の倍になることがわかった。
日常生活の中で、まだ家庭を持っていない人は、往々にして健康、社会的交際、事業などの面で問題が生じたとき、家族の援助がないことから困惑する度合いもより大きく、若くして亡くなるリスクが高くなる。
報告ではまた、年齢が高くなるにつれて、この傾向はある程度変化することも明らかになった。たとえば、80~90歳の独身男性の年平均死亡率は7.7%で、配偶者の有る男性は8.8%になる。
このほか、この研究報告は、社会階層、受けた教育レベル、子どもの数などもまた寿命の長短を決定する重要な要因になると指摘している。
「人民網日本語版」2007年8月15日