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北京の国語テキスト、金庸の小説が魯迅の名作に取って代わる

今年の9月1日から、北京市の東城区、西城区、朝陽区などの地域の高校では、一新された国語テキストを使用することになった。新しいテキストには、古いテキストの中の名作をかなり削除し、その代わりに、現代作家の名作を取り入れた。たとえば、武侠小説の大家・金庸の小説「雪山飛狐」が魯迅の代表作「阿Q正伝」にとってかわり、詩人海子の詩「面朝大海、春暖花開(海に向かい、暖かい春に花が咲く)」が選ばれ、漢詩「孔雀東南飛」は削除された。

同テキストの編集者の一人・薛川東氏によると、金庸の小説の入選は、偶然のことではない。編集者の中の何人かは、金庸のファンであるそうだ。「金庸の小説は、心理描写と景色の描写に長けており、人をひきつける力もあり、文学性に富んでいる。ところが、教師が学生に教える際、面白みがないといわれている。今回は試験的にこれをテキストに取り入れ、教学上の効果を見ることになっている」と語った。

同テキストには、20世紀末、21世紀初頭の新しい名作を多く取り入れた。薛川東氏によると、これまでのテキストには、現代作家、特に青年・中年作家の作品を取り入れることはめったになかった。この新しいテキストでは、余華の「許三観売血記」、賈平凹の「秦腔」などの現代作家の名作を目にすることができる。

また、ネット言語を紹介する文章「新鮮なネット言語」も入選した。薛川東氏は、「編集者の目から見れば、ネット言語は確かに厳密さに欠け、それほど高雅なものではないが、こうした新鮮な物事が絶えず出現し、更新されることは、誰も食い止めることはできない。この文章をテキストに取り入れたのは、時代の推移の中で、新たな言語現象にも直視しなければならないという姿勢を表明したいからだ」と語っている。

「チャイナネット」2007年8月17日

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