英国の「インディペンデント」紙は、カナダ・ケベック州のラヴァル大学の研究員が、毎日1杯の赤ワインが歯周病予防に効果があることを発見したと伝えた。「健康時報」が伝えた。

  科学者がボルドーワインからポリフェノールを取り出し、各種歯周病の原因となる細菌への影響を調べた。研究の結果、ポリフェノールが連鎖球菌やブドウ球菌といった、口内の健康を脅かす細菌に明らかな抑制効果があることが判明した。科学者は、ポリフェノールを取ることで歯周病を予防できると指摘した。

  米国では50歳以上の成人の3分の2が歯周病の影響があるという。アルコールの取りすぎは口腔ガンの危険性を増加させるが、赤ワインは健康に多くの利点が確認されている。心臓病や、ガンの発生を抑える効果もポリフェノールの作用だ。また赤ワインにはセルロースも豊富なため腸ガンの予防にもなる。

  「人民網日本語版」2007年8月16日